「遺品整理」をプロに依頼する7つのメリットと注意点

遺品整理は、一昔前までは家族や親族たちで行うのが一般的でしたが、最近ではさまざまな理由から、遺品整理専門のプロの業者に依頼する方も増えてきています。
その一方で「遺品整理業者に依頼すると費用がかかるし、故人が大切にしていた遺品を蔑ろに扱われるんじゃないか・・・」といった不安もあるかと思います。

しかし、実際は自分たちだけで行うより費用を抑えられたり、多くのメリットがあるのも事実です。

ここでは、遺品整理業者に依頼するメリットを7つの項目に分けてお伝えしていきます。
メリットだけではなく業者に依頼する際の注意点もいくつかお伝えしていくので、これから遺品整理を行う方や、遺品整理を業者に依頼しようか迷ってる方の参考になれば幸いです。

遺品整理を業者に依頼する7つのメリット

メリット①時間の節約になる

1人の人生において、長年暮らしていた部屋や家ですからそれなりの遺品の量があるだろう。と容易に想像はつくかもしれませんが、現実は皆さんが想像してる量をはるかに超えるのが遺品整理です。
そして、相当な時間も費やします。

単に遺品整理といっても、遺品の中から必要なもの、不要な物の仕分けから、ごみの分別、大型ごみの回収に撤去までその作業は多岐にわたります。
これらの作業を全て自分たちで行うとなると、遠方に住んでいたり普段仕事をされている方は、そう何度も足を運ぶのは現実的に厳しいでしょう。
また故人が賃貸物件に住んでた場合、遺品整理をして退去手続きを終えるまで家賃は発生するので、遺品整理に費やす時間によっては、住人がいない部屋の家賃を払い続けることにもなりかねません。

その点、遺品整理の専門業者なら最短ですと、一日で作業を完了することができます。

早く遺品整理をする必要のある場合や、短時間で終えたい方は専門の業者に依頼することをおすすめします。

メリット②体力的な負担の軽減

遺品整理を業者に依頼する最大のメリットの一つともいえるのが、体力的な負担の軽減です。
遺品整理は想像以上にキツい作業で、遺品の中には洗濯機や冷蔵庫といった大型家電や家具も含まれます。エレベーターのない建物などとなると、運び出すだけでも重労働です。

遺品整理業者に依頼すれば、大型家電や家具の搬出から不用品の回収・運搬まで行ってもらえ、体力的な負担はだいぶ軽減されます。

メリット③精神的な負担の軽減

頭の中では冷静に作業を行うつもりでも、実際は思うようにいかないのが遺品整理です。
自分にとって大切な故人が暮らしてた部屋や家を片付けるのですから、当然故人が愛用していた品や自分と写っている写真やアルバムなど、思い出の品が次々と出てくるので、冷静に作業ができなくなるのは当たり前のことです。

それらを手に取るたび、故人との思い出が蘇り寂しさが溢れ、自然と涙がこぼれて手が止まってしまうこともあるでしょう。

遺品整理は最終的には心の整理にも繋がりますが、作業している間はどうしても精神的な負担も感じてしまいます。中には、自分の手で遺品を処分することに罪悪感を感じてしまう方もいるようです。
遺品整理業者の中には、故人の遺品を大切に扱い、家族の気持ちに寄り添う「遺品整理士」という専門の資格をもっているスタッフが在籍している業者もあります。

こういった資格をもっているかも業者選びのポイントの一つにすると良いでしょう。

メリット④相続や空き家などの専門家に相談できる

業者の中には、デジタル遺品整理、相続についてや空き家対策などに対応できる弁護士といった専門家と連携している業者もあります。
遺品整理だけでなく、その後のことについてもまとめて相談、依頼したい方はそこも業者選びのポイントに入れると良いでしょう。

メリット⑤遠方からでも依頼できる

遠方に暮らしている方は、立会いが不要の業者への依頼を検討するのも良いでしょう。
例えば、自分は東京に住んでいて実家が九州だと、遺品整理のたびに帰るのは移動の時間や往復の交通費がかかってしまいます。
結果的に、業者に依頼するより返って高くつくこともあります。

メリット⑥遺品の供養をしてもらえる

遺品整理をしていると、仏壇や位牌、神棚、人形といった処分する場合は供養をしておきたい遺品も数多く出てきます。
最近は多くの遺品整理業者が、料金にあらかじめ供養のサービスを組んでます。

自分で供養する手間もかからないので、供養しておきたい遺品が見つかった場合は検討するのも良いでしょう。

メリット⑦遺品の買取りをしてくれる業者もある

遺品整理業者の中には「古物商許可」を持っていて、遺品の買取りが行える、スタッフが在籍している業者もあります。
遺品の中には、実は価値がある貴重なものがあったりします。業者にその場で価値を見極めてもらい、買取りしてもらえれば、あやまって価値ある遺品を処分せずにすみます。

買取りの中には骨董品や趣味のものから、新しめの家電・家具、書籍も買取りの対象となります。

リサイクル料や粗大ごみの手数料がかからないうえ、遺品整理作業の費用から、買取りした分の料金を差し引いてくれる業者も多いので、遺品整理を業者に依頼するときは、見積もりの時に買取りもしてもらえるか確認することをおすすめします。

遺品整理を業者に依頼するときの注意点

遺品整理を業者に依頼するメリットをお伝えしてきましたが、メリットばかりではなく、勿論、注意が必要な点もあります。

ここでは、業者に依頼する時の注意点についてお伝えします。

遺品整理業者への依頼を検討するときは、メリットと注意点の両方を十分に把握した上で、自分たちで遺品整理を行うか、業者に依頼するか決めるようにしましょう。

①自分で行うより結果的に費用が高くなりやすい

遺品整理を業者に依頼すると、どうしても費用がかかります。
そこが業者に依頼するかどうか・・・と、悩む最大の理由かもしれません。しかし、自分たちで遺品整理を行なう場合も、それなりの費用はかかります。
不用品の処分費用や、遠方から来るならその分の交通費、場合によっては宿泊費もかかるでしょう。

また、大型家電や家具を搬出するときにトラックが必要となるので、トラックを所有してなければレンタカー代がかかりますし、自分たちで行うということは素人が作業するわけですから、作業日数も必要となり時間のコストもかかります。
業者へ依頼すれば、時間的コストと作業に費やす労力は大幅に短縮できますが、その分やはり費用はかかります。

しかし、最終的に依頼した方が費用が抑えられたという場合もあります。

なので総合的に見て、最後まで自分たちで行えるか、業者に依頼した方が良いか、業者へ見積もりをとり、十分に考え検討するようにしましょう。

②心の整理をつける時間がない

業者に遺品整理を依頼すると、短時間で作業を行います。
急いで遺品整理を行う必要がない場合は、時間をかけて故人との思い出に寄り添いながら遺品整理を行えます。

しかし、賃貸物件だったり相続の問題があったり、全ての方が時間をかけられるわけではありません。そういった場合は、前もって手を付けてほしくない個所や、一部の作業だけ依頼するなどの方法があります。
また、故人が愛用していた品や形見分けしたい品は事前に自分たちで整理しておくのも良いでしょう。

心の整理をしながら遺品整理を行いたいという方は、柔軟な対応をしてくれる遺品整理業者を選びましょう。

③悪質な業者とトラブルになる

遺品整理業者はどんどん増えている一方で、残念ながら人の悲しみにつけ込む悪質な業者も存在します。実際「法外な請求をされた」「勝手に追加料金を取られた」「大切な品を処分された」「お金を払ったのに作業を開始してくれない」などといったトラブルが発生しており、消費者センターにも多くのこういった相談が寄せられているようです。

悪質な業者に依頼したためにトラブルに巻き込まれた。ということのないよう、「見積りは必ず複数の業者から取る。」「口コミや実績をしっかり確認する」など、注意しながら信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

以上、今回は「遺品整理」を遺品整理専門のプロに依頼する時のメリットと、注意点をお伝えしました。

専門の業者に依頼するとなると、どうしてもそれなりの費用はかかりますが、結果的に自分たちで行うより安くすむこともあります。

安易に全てを自分たちでやろうとせず、まずは遺品の量を把握し、遺品整理を行なうのに費やすおおよその時間と費用を算出し、遺品整理業者を何社か調べてみましょう。
どうするのが自分たちにとっても故人にとっても一番最良の方法か、まずは考えてから決めての遅くはないと思います。


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